コ・ヴィレッジ桜の丘
行政による宅地開発分譲ビジネスという、新しい視点でのまちづくりのコーディネイトを担いました。久山町草場地区は、急激な過疎化・高齢化で集落消滅の危機にあり、それを回避すべく、民間企業が所有する炭鉱住宅跡地を直接購入し自ら開発事業主となって宅地分譲ビジネスに着手。地域経済への影響・還元を考慮し、大手ハウスメーカーへの一括委託ではなく、地元中心に事業している戸建業者をパートナー企業として募集、11社での販売・施工体制を整えました。また外構業者は1社に絞り、共通仕様の設定や建物計画ルールによるまちなみコントロールを意識しました。長年コーポラティブハウスで培ったコーディネイト力を生かし、多業者の協業を実現できました。また、集落の再生に必要な新旧住民のコミュニティ醸成については、媒介となる菜園等共用地の確保、多世代での交流イベントの企画など、ハードとソフト両面から提案しました。
DATA
所在地 | 福岡県糟屋郡久山町大字山田字牟田々 |
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用途 | コンセプトヴィレッジ |
敷地面積 | 32,481.12㎡ |
延床面積 | - |
構造・規模 | 総区画数:77区画(第一期 27区画) |
竣工年 | 第一期:2020年5月17日 |
設計者 | - |
備考 |